世伝石塔
せいでんせきとう
せいでんせきとう
2
石造宝篋印塔は、鎌倉時代中期の遺品を初見とする由緒正しい石塔です。
下から基礎、塔身、屋根、相輪の4部構成が基本形であり、屋根の棟先に隅飾をそなえるのが宝篋印塔の特徴です。
六角の石造宝篋印塔は完存のものが現存せず、残っているのは川勝政太郎著『京都の石造美術』で紹介された屋根の残欠のみです。
本石塔は、京都・伏見区で発見されたその屋根を参考に制作しました。
部材構成は下から切石積基壇、繰形座、基礎、塔身、屋根、相輪となります。
六角の基礎側面は壇上積式で、側面羽目には近江式文様を刻み、基礎上は通常の二段としました。屋根は軒下二段、軒上六段とし、隅飾は一弧輪郭なしののべ作りで直立する馬耳式としました。相輪は下から覆鉢、請花、九輪、請花、宝珠とし、通常の宝篋印塔の相輪と同様の形式にしています。
本石塔は弊社独自の割(比率)で制作したオリジナル作品です。石塔名も弊社にて命名させていただきました。
DATA
石塔名 | 六角宝篋印塔 |
---|---|
石種 | 瀬戸赤(岡山県北木島産出) |
施主宗派 | 永代供養塔のため不問 |
サイズ |
幅:138cm
奥行き:120cm 高さ:240cm |
希望小売価格 | ¥12,900,000税込 本体のみの価格となります。〔付属品・字彫り・納骨室(カロート)・外柵・施工費・輸送費等は含みません〕 |