世伝石塔
せいでんせきとう
せいでんせきとう
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石造宝篋印塔は、鎌倉時代中期の遺品を初見とする由緒正しい石塔です。
下から基礎、塔身、屋根、相輪の4部構成が基本形であり、屋根の棟先に隅飾をそなえるのが宝篋印塔の特徴です。
本石塔は、近江の早期在銘塔でもあり、関西形式の要素を備えた古い風格をもつ正寿寺宝篋印塔や、石塔以外の金銅製や木造製の宝篋印塔も参考に制作いたしました。
特徴として基礎側面は近江の松尾寺九重層塔を参考に、左右の輪郭と格狭間との間に広い空間を残し、その空間三面に近江式装飾文様の寶瓶三茎蓮、一面に寶瓶二茎蓮を陽刻しました。また、屋根の軒の部分は真反りで段形は軒下二段、軒上六段としました。隅飾は二弧素面を若干外反させました。
相輪は下から覆鉢、請花、九輪、請花、宝珠とし、通常の宝篋印塔の相輪と同様の形式にしています。
本石塔は弊社独自の割(比率)で制作したオリジナル作品です。
DATA
石塔名 | 宝篋印塔 |
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石種 | 本御影石(兵庫県産出) |
施主宗派 | - |
サイズ |
幅:63cm
奥行き:63cm 高さ:150cm |
希望小売価格 | ¥12,500,000税込 本体のみの価格となります。〔付属品・字彫り・納骨室(カロート)・外柵・施工費・輸送費等は含みません〕 |